キリマンジャロブレン

さて、キリマンジャロです。昔からモカ・マタリとキリマンジャロはブレンドコーヒーの双璧で、モカ・マタリないしはキリマンジャロにブラジルとコロンビアを合わせるのが定番だ。キリマンジャロというのはタンザニアとケニア寄りにある世界一の独立峰で、山脈に属していない。広大な裾野を持ち、そこでキリマンジャロ・コーヒーは栽培される。

キリマンジャロとは、タンザニアとケニアの国境付近にある山の名称。標高5,895mという、アフリカ大陸の最高峰の山岳です。キリマンジャロコーヒーはこの山の中腹、標高1,500〜2,500mでの栽培が盛んなアラビカ種のコーヒーのことを指します。
上の航空写真だと、濃い緑色になった裾野部分が該当する。東アフリカは雨が多く、コーヒー栽培には向かない。なので、コーヒー農園はどんどん高地に移動し、標高の高いところで作られるようになった。標高2500mというと、森林限界なんだが、こういう厳しい環境の場所ほど、良いコーヒーが採れる。

豊かな土壌と高地環境によって育つキリマンジャロコーヒーの最大の特長は、上質で強い酸味と言えるでしょう。酸味だけではなく、しっかりとしたコクと雑味のない後味も人気のポイントです。
酸味の強さは、生豆の状態でも感じられます。嗅いでみると、柑橘類や花のようなフルーティーで存在感のある、甘酸っぱい香りを体感できるでしょう。
パンチのある酸味と深いコクから、「アフリカの大地を思わせる野性味溢れる味わい」と評されることもあります。
この個性の強いキャラクターを活かして、ブラジルやコロンビアといった安くて安定した大量生産の豆とブレンド、というのが、昔からあるブレンドの定番で、なんせモカ・マタリとかキリマンジャロは生豆価格がブラジル豆の倍くらいするので、単味では商売にならないw キリマンジャロは個性が強いので、3割も入っていれば充分、というのがブレンドのセオリーです。で、モカマタリブレンドでお世話になっております、薪炒り番茶KKのブレンドコーヒー、いよいよキリマンジャロに挑戦です。

使うキリマンジャロ豆は、タンザニアのエーデルワイス農園産の標高1,650~1,820m、スノートップというブランドです。気が利かない厳格なドイツ人が鑑定していて、「不作の年にはスノートップに該当する物なしと言って認定しない」というくらい優れた豆。しかもトップランクのAA。合わせるブラジルは、ブラジル No2、 18。ブラジルの等級にはNo1がなくて、No2が最上級です。18というのはサイズで、もっとも大きな豆。コロンビアは、スプレモと呼ばれる、やはり最高級ランクの豆。これで、ウチのキリマンジャロブレンドを作ろうというので豆の発注はかけたんだが、フルシティで深炒りのモカマタリブレンドに対して、こちらは爽やかな香りと酸味を活かした浅炒りのハイローストに仕上げる。